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野川はあも

タマムシの飛ぶ森

7月22日土曜日 関東地方の梅雨明けが発表されました。この日は午前中が定例活動日。9時半の開始時刻には、まだ雲も多く、日差しがない分、まだ楽ですかね~と言いながら、いつものように「ふれあいの森でのおやくそく」を確認し、体操をして「はあもビンゴ」を行いました。

ビンゴのお題には、虫、クモ、チョウ、白い花、きのこ、青い花のほか、しゃがんで地面を見る、鳥の声、つる性植物、の9個でしたが、森の中は生き物がいっぱいで、どれもすぐクリアできました。夏はエネルギーを感じる森です。

つる植物、中でもカラスウリは勢力拡大中。ほかの植物を頼りに、巻きひげを絡ませて日の当たる好位置をゲットします。花は夕方にならないと開花しないのであのレースのような花は見られませんが、しぼんだ花、今晩咲くであろうぷっくりした蕾がいくつもありました。

この時期に毎年開店する樹液酒場も繁盛していました。同じクヌギに2店舗ありましたが、どちらもカナブンやスズメバチ、シロテンハナムグリ、アカボシゴマダラ、ルリタテハなどのお客さんがやってきていました。

酒場の下の草原には、カブトムシの雌がいました。酒場へ行くところ?帰り道?はるりき兄弟に見つかり、おっかなびっくりで、捕まえようと二人とも真剣でした。手で捕まえた後、逃がしてあげました。

クモの巣があちこちに張られていました。なんだか込み入った巣をみると、とても鮮やかな色のジョロウグモを発見。よく見るとすぐそばに抜け殻が!ちゃんと足も見えます。クモも脱皮をして大きくなっていく生き物です。ジョロウグモは、雄は7回雌は8回脱皮するそうな(なぜに雌の方が回数が多いのだろう?)9月には大きなジョロウグモになっているわけですね。

ちょっと見にくいですが、中央の白っぽいのが抜け殻、すぐ上に鮮やかなクモがいます。

耳元をブーンとはばたく音がします。カナブンかなと思ったら、なんとも重そうな飛び方、タマムシでした!姿は美しいですが、飛ぶ姿はお世辞にもかっこいいとは言えません(天は二物を与えない!?)飛行シーンは撮影できませんでしたが、美しい姿をご覧あれ。

、いろんな生き物に励まされ、作業は草刈り頑張りました~

木陰はまだしも、直にお日様の光を浴びる所ではくらくらしてきます。

植物は、日向に生えるものは、草丈も伸びて、競争も激しい様子。日影は、より光が当たるように、こもれびの隙間を狙って枝を伸ばしツルも伸びています。みんな生きるのに必死です。だから森はエネルギーにあふれているのですね。

散策路はすっきり刈られて歩きやすくなったかと・・・