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野川はあも

竹灯籠の明かりに何思う…

9月29日は陰暦8月15日、中秋の名月。きれいな満月を見ることができました。

そして今宵30日は、十六夜。昼頃雨が降っていましたが、すぐに上がり、少し蒸し暑い曇り空、お月さま見えるかな?

南野川ふれあいの森では、「十六夜竹灯籠ナイト」と題した初めてのイベントを行いました。

16時開始ですが、メンバーは準備などで一時間前に集まりました。いつもの活動日では、東にある太陽も西に傾き、カラスの声が響いていました。むむっ!かゆい・・早速 蚊の攻撃に会いました。蚊にはもってこいの気温と湿度のようで、急いで蚊取り線香を腰にぶら下げました。

今日作る竹灯籠の材料である竹は、こもれび広場で事前に切って準備していたので、ここから出会いの広場へ運びます。途中、何回もジョロウグモの大きなクモの巣につかまりながら・・・・。

作業スペースも作り、準備万端。少し時間があったので、コロコロ落ちているクヌギのどんぐりを拾いました。クラフトや苗木づくりに使います。

さて開始時刻。

はじめましての方が多く参加してくださいました。遠くは岡上!犬蔵!から。どうもありがとうございます。

野川はあものご紹介や本日の予定などをお話しした後、ミニミニ観察タイムです。どんぐり、チャ、エゴ、ゴンズイ、シロダモなどの実やミズヒキ、ヒヨドリジョウゴ、カラスウリなどの花を見て、森を半周し出会いの広場へ戻ってきました。

 

 

3班に分かれて、灯籠づくり開始です。作り方は、竹の節を底になるように切るだけ。でものこぎりで切るのはかなり大変。。なんせ目標80個ですから、一班27個ぐらい作らねばなりません。始めはチャレンジしていた子どもたちも、2個目3個目となると、切った竹で遊ぶ方が楽しくなります。お父さんお母さんお兄ちゃんたちが、頑張りました。

この日の日の入り時刻は17時29分。できた竹灯籠をどんぐり広場の道沿いに並べて、灯籠の中にキャンドルを置きます。薄闇に包まれてきたころ、点火。

森には照明はないので、なんとも幻想的な空間が出来上がりました。

最後は、灯籠を見晴らし台前に移動して、みんなで集合写真を撮りました。何に見えます?はあものロゴの輪郭だけ作ってみました。頑張って作ったかいがありました。「切るのが大変で手が痛くなったけど、きれいな明かりが見れてうれしかった」「こんなところがあって、活動している人たちがいるのを知らなかった。ぜひ家族で参加したい」そんな嬉しいお言葉もいただけました。

ろうそくの火は揺らめいて、とても美しかったですね。静かな秋の夜いいものです。

解散後、待っていた十六夜が顔を出しました。「いざよい」とは「ためらう・進めない」という意味の「いざよう」が名詞になったもので、十五夜の月よりも出が遅いためそう呼ぶようになったとのこと。それで、解散後の顔出しになったのですね(#^^#)