7月の日曜日の活動日は、七夕と重なりました。
そしてそして、3年前からふさがれていたエリアが開放され、バリケードも外されて初の活動日ということ!
なので、午前中はみんなで、入れるようになったエリアを歩き、それぞれ、今後どのような場所にしていくか、どういう手入れが必要か、感じたままに意見を出し合ってみました。
所々にまっすぐに伸びる立派な孟宗竹が出ています。
そして立ち枯れた大木のコナラなどが、丸太や、茶色くなった葉をつけた枝のまま森のいたるところに置かれています。根から倒れた大木数本は、そのまま横たわった状態です。外には持ち出さないでとお願いしたので、これらは、微生物から鳥などの動物まできっといろんな命が関わって、この森をにぎやかにしてくれるはずです。しかし、大量‥‥長い時間がかかるかもしれません。
どちらかというと薄暗かった場所が、たくさんの木が伐採されて、ガンガン日が当たる斜面となっているところもありました。
- 手を入れる場所と人が入らないようにする場所を分けていかないと手入れは追いつかない。
- 今ある通路を維持して新たな道は設けない。
- 「こもれび広場」は広場には戻せない?
- 生えている竹は、切っていく。
- たくさんある丸太を利用してベンチとかにしたい。
- 斜面のきつい道は階段を設けた方がよい。
こんな意見が出されましたが、少し時間をかけてゾーニングをして、手を入れていくことになります。
久しぶりに入れるとなると嬉しい反面おっかなびっくりというか、「勝手知ったる我らが庭」ではなくなっていることに、寂しい気持ちというか、また一からだという気持ちが大きい自分に気づきました。継続は力なり、と言います。はあもの活動年数で言えば、入れなかったのは 3年/20年 です。それまでの17年間は、毎月、森を体感し、作業しながら少しずつ変化する森を受け入れてきました。竹を伐ったり、動線を考えながら道を作ったり、倒木でできた日だまりに苗木を植えたり、新たな植物の発見に喜んだり、休むためのベンチを作ったり‥‥それが3年たって突然に新たな姿になり、とまどってしまったのです。
自然の力は、とても大きくて、私たちの力は本当に微々たるもの。それでも微々たる力を継続することで、少しだけ自然の力に抗って、人も受け入れてくれる森にできる。それは、これまでのはあもの活動で証明できていると思います。
これからも、樹木の育つ時間軸で考えながら、学びながら、試行錯誤しながら、森と付き合っていきたいと思います。