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野川はあも

雨の森で

雨降るかもだけど、決行!

台風10号、厄介な変わり者台風でした。ノロノロでしかも進路は定まらず、上陸というときに一番強くなるし‥‥

9月1日が活動予定日でしたので、8月29日にはこれは活動延期とお知らせしなくては、と思っていたのですが、31日になると雨という予報の割には日中は全く降らず、(でも夜大雨)これは朝まで待ってみないと何ともという空模様。で1日朝、気象庁始めいくつかのお天気サイト、雨雲レーダーとにらめっこ、延期した場合は8日ですがこの日の予報も雨模様でしたので、「やります」と告知しました。

少し早めについた森の中、雨上がりのせいもあったのかとても落ち着いた雰囲気です。

しかーし!森に入った途端、クモの巣に捕まる。そう、9月はジョロウグモ天国かというほど、数歩進むごとにジョロウグモの巣が張りめぐらされるのを忘れていました。しかも、蚊に刺される(泣)カラスとツクツクホウシの元気な鳴き声に、虫の声も聞こえてきます。暑い夏ですが、着実に秋は来ています。

集合したのは、大人7人。ありがたい!!!

観察タイム

見晴らし台に向かって左手から進んでいきました。と、道の真ん中に大きなきのこ。直径10センチくらいはありそうです。パンのようなおいしそうな色形、ノウタケ(ハラタケ科ノウタケ属)です。食べられるがあまりおいしくないと聞きましたが、出汁はよく出るとか、今度トライしてみましょう。雨あがりを待っていたかのように、ここそこに小さなものからすぐわかるような大きさのものまで、きのこがたくさん出ています。


植物は、なんといってもつる植物が威張ってます。カラスウリ、アサガオなど日当たりのよいところは大概占領しています。花を咲かせているのも、つる植物が多かったです。ヘクソカズラ、センニンソウ、ヤマノイモと言ったところ
他には、クサギの花が咲き始めていたり、ヌスビトハギのメガネ型の種も見られました。
こんな天気なので虫はあまり期待していませんでしたが、ビッグなショウリョウバッタとかバッタ系はたくさんいました。サトキマダラやクロアゲハも飛んでいましたね。

木の下で雨宿り

約30分ほどの観察で巡っているうちに、雨がぽつぽつ‥‥とあっという間に勢いよく降り出しました。皆さん、合羽を着こんで木の下に雨宿り。木の下で雨宿りしたことありますか。思っているよりずっと雨粒落ちてこないのですよ。雷がなっているときは注意だけど、雨だけの時はかなり有効です。

木にいたアリが巣に帰っていくのに気がついたり、雨が降り出すのを察知して巣の周りに堤防を築くアリの話に驚いたりして、雨が弱まるのを待ちます。今日の決行をを責める人もいず、みんな優しい。

倒木処理

雨が気にならないほどになったので、作業開始。木漏れ日広場に大きなコナラの木が幹折れしています。太い幹(直径30センチ以上はありそうです)を伐るのはできませんが、枝を払って小さくしました。どんぐりをたくさんつけて勢いの良い木のようでしたが風向きがよくなかったのでしょうか。高木が減っているので残念です。雨と汗とでぐっしょりになりながら、のことハサミで処理しました。お疲れさまでした。

夢中で手を動かしたので、結構へとへと。
天気も天気ですし、午前中で終了としました。さあ帰ろうと思ったら、またっ降り出しちゃった。参加の皆さま。本当にお疲れさまでした。