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森であそぶ日 夏編

6月21日土曜日、梅雨の真っただ中だというのに連日の晴天🌞真夏日が続きます。この日も風が吹き抜け、日差しは強いものの、外遊びにはよい天候となりました。いつもなら、むっとするジャングルのような熱気に包まれ、植物の呼吸にこちらが息苦しく感じてしまうような林内も、むしろ乾燥気味。今月1日の活動日に、木漏れ日広場に移植したクヌギの幼木が、葉が茶色くなり瀕死の状態になってしまうほどです。

午前中は、いつもの活動。

「はあもビンゴ」で観察後、作業を行いました。サトキマダラヒカゲやアゲハ、アオスジアゲハ、モンシロチョウや、カマキリ、シロテンハナムグリなど虫もいろいろみられました。中でも、多く見られたのがチュウゴクアミガサハゴロモという、ここ半年ぐらいで日本で急に勢力を拡大している外来種。先月は幼虫を多く見つけましたが、今回は成虫。ハゴロモの仲間なので葉に止まってあまり動かないので、目につきやすいこともあるかもしれませんが、森の中いたるところで見つけました。

作業は、午後からの「あそぶ日」に備えて、歩く通りにはみ出てきている下草やツル植物などを整理しました。今の季節の植物の生長は本当に驚かされます。今年も暑い夏に、草刈りを頑張らねば!

「森であそぶ日夏編」

お昼休憩の後、「森であそぶ日」始まりでーす・・・・・・・・・・・暑いせいか子どもが来ない(^_^;)

午前中来ていたご家族もちびちゃん二人がお昼寝するので~と帰っていかれ‥‥竹を割ったり、木の実でクラフトを始めたり、木の輪切りを磨いたり・・・と「大人があそぶ日」の様を呈してきた森でしたが。そのうちにぼちぼちと子どもたち、親子連れが遊びに来てくれました。(ヨカッタ(*^^*)
定番となった、森のブランコにハンモック、木登りは、やはり人気。


サービス精神旺盛なノコギリクワガタも姿を現してくれて、人気の的に。
ちょうどエゴの実がたくさんなっていたので石鹸遊びをしたり、シュロバッタを作ったりという、この季節ならでは遊びもできました。

森に来てほしい

昨年の11月から季節ごとに行ってきた「森であそぶ日」も今回の夏編で4回目となり、秋、冬、春そして夏とぐるっと遊んでみたことになります。
そもそも、最近子どもたちは外で遊んでいるのだろうかという疑問から始まり、公園とはまた違った遊び場を提供できるのではないかと企画したイベントでした。
夏編こそ少し人数が寂しかったですが、どの季節も子どもはたくさん来て遊んでいました。
森に来て、少し初めは戸惑っている様子の子もいましたが、他の子があそぶのを見てどんどんチャレンジしていく姿をたくさん見ました。大人がびっくりするような遊び方や、思いもよらないこと、小さなことに気づいてこだわって続けたり…あそぶ日では少し特別な用意もしましたが、きっと子どもたちは特別な用意はなくても、いろんな遊びを編み出して、時間を忘れて遊ぶのではないかしら。それが分かって、嬉しくなりました。と同時に、「あそぶ日」でなくても森に来てほしいと思いました。森に何回も通っていると、毎回違う森を体験し、違う遊びも生まれてくるでしょう。生き物に出会い、発見したり、驚いたり。

今の子どもにも、これからの子どもにも、そういう魅力的な場所としてあり続けるよう、野川はあもは森を守り育てることを続けていきたいと思います。